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2008/06/01 作文

阿部隆です。

本棚を整理していると、数年前に読んだ『本当の学力は作文で伸びる』という本が出てきました。

芦永奈雄さんという塾の先生が書いた本です。

本題の通り、作文を書くことによる能力アップを伝える内容です。

落ちこぼれだった子供達に作文の書き方を教え、実際に書かせることにより、作文力アップは当然として、国語の学力、他の科目の成績までも驚くほど伸びるそうです。

短時間で大きく伸びる子供がたくさん出ているということです。

その教育方法は今まであまり聞いたものではなくすばらしいものです。

「長文読解の問題をいくら解いても国語力はほとんど伸びない」など面白いことがたくさん出てきます。

しかし、私が感動したのはそのことだけではなく著者の教育観を超えた人生観です。

著者は子供のころ国語が苦手でした。

母親が先生に呼び出されて 「こんなに国語がだめだと後で困りますよ!」 と言われたそうです。

しかし、母親は著者にそのことは言いませんでした。

著者は大人になってから母親に 「なぜ先生に言われたことをぼくに言わなかったの」 と聞いたそうです。

すると、

「あなたは生まれた時から体が弱くぜんそくだった。元気に育ってくれさえすれば成績なんかどうでもよかった。」

と言ったそうです。

それを電話口で聞いた著者は涙が止まらなかったと言っています。

これを後書きで読んだ私も涙が止まりませんでした。

芦永さんは最後にこんなことを言ってます。

「結局、作文でどんな子がすごく伸びるのかというと、親とのコミュニケーションが取れている子、親が一緒になって作文に取り組んだ子、なのです。」

教育というのはお金を使うよりも時間を使うことが大事。

結局は愛情なんだと感じました。

すばらしい本です。3回読んで3回目が一番感動した本は初めてです。

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